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10COLOR'Sへの感謝


1st写真集のときから写真の制作で関わらせていただいた、山口・福岡を拠点に活動していたアイドルグループ「10COLOR'S」が、「メンバー全員卒業」という形で、2016年9月25日の小倉でのライブをもって活動を休止しました。
私は、2冊の写真集と、オリコンウィークリー9位を獲得したCDジャケットの制作に参加しました。MVの撮影時にオフショットの撮影をさせていただいたこともありました。
そして、カメラマンのワタナベさんと本間さんとともに、写真チームの一員として、東京遠征のときには微力ながらお手伝いをさせていただいていました。

側から見たら、レタッチャーである私は「カメラマンではない、なんだかわからない人」です。
ファンの方で私を知ってくれている人は数えるほどでしたし、メンバーでさえ、最後まで私が何者だったのかわからない人がいたかもしれません。
ですから、私と二度と会うことがなくなることについて、特に何の感情もなく別れていくことになった方もいたはずです。

しかし、普段から「必要とされない場には行かない」としている私でも、10COLOR'Sだけは、最後まで見届けさせていただきました。
それは、お返しがしきれないほどの感謝の気持ちがあるからです。

仲良くさせていただいている、カメラマンのワタナベさんと深く関わることになったのは、10COLOR'Sの写真集の制作にお誘いをいただいたからです。
あらゆるアイドルの写真制作を担当させていただくようになったのは、まず最初に10COLOR'Sでの制作実績があったからです。
そして、遠征のお手伝いをさせていただくことで、アイドル現場の舞台裏に立ち会うようになり、ファンの目線だけでない、多角的な目線を得ることができました。
どれだけアイドルが見えないところで努力をしているか、どんな喜びや苦しみを味わっているのか、どんな想いを持って仕事と向き合っているのか。
どれだけ運営が身を削ってグループのことを考え行動しているか、運営がどんな想いで仕事をしているのか。
本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
「運営叩き」だなんて、軽々しくできるものじゃないということを、身をもって経験させていただきました。

今の自分は、間違いなく10COLOR'Sがいたことによって成立しています。その感謝は、尽きることはありません。

メンバーみんな、とても良い子たちでした。だから、見返りを求めることもなく、写真チームは動きました。運営さんと同様に、10COLOR'Sに夢を見ていたのだと思います。
メンバーみんな、会うたびに美人になり、大人っぽくなっていきました。パフォーマンスも良くなっていきました。正直に言うと、ここで終わるのはもったいないと思います。
でも、アイドルは、メンバーと運営が、そこに夢を見られなくては続かないのですね。「全員卒業」というのは、そういうことだったのだと思います。

たとえ、私のことを来月には皆から忘れられたとしても、私は10COLOR'Sを忘れません。
写真集や、CDジャケットを再び見返したときに、そこに載る私の名前を見て「こんな人もいたっけな」と思ってもらえれば、それで充分です。

自分らしい別れができたと思います。

10COLOR'S、本当に、本当に、ありがとうございました。

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